昨日のプリントの話なのですが、「ハイデナールてなんやねん❓」ということで、印画紙現像液「ハイデナール」について説明させていただきます。ハイデナールとはエヌ・エヌ・シーから発売されていた印画紙用現像液で青黒調強力現像液とされています。私は昔は印画紙は三菱の「月光」を愛用していました。これはかの森山大道氏が使っていたことでも有名です。当時は三菱の月光か富士のフジブロ、オリエンタルのイーグルのいずれかを使っているのが普通で、コダックやイルフォードあるいはアグファを使っているという人は関西では稀でした。月光は冷黒調の印画紙で、現像液も三菱のゲッコールを使うことで冷黒調が際立つということでした。ところがデジタル時代になり、三菱が月光とゲッコールの発売を突然中止しました。そこで私は印画紙は富士とイルフォードを使うようになったのですが、ゲッコールの代わりとなる現像液を探した結果、ハイデナールとなったわけです。このハイデナールもまもなく製造終了になり、大量にストックしました。実はゲッコールもストックしています。
それで現在はイルフォードの純黒調のバライタ印画紙をハイデナールかゲッコールで現像するというのが私のスタンダードになっています。