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最近の印画紙 2019年2月10日

 最近の印画紙、イルフォードとニューシーガルのバライタ印画紙ですが、特に問題のない印画紙だと思います。ただ昔の銀の含有量の多かった頃の印画紙に比べるとやはり違いを感じます。どのあたりかと言いますと現在の印画紙は黒が潰れやすいように感じます。黒の中の黒というイメージが難しいように感じています。それと最高濃度の黒が墨のような黒になりません。中間調についてはそれほど違いを感じていません。ハイライトについては印画紙の地の色が関わってきますが、昔の優秀な印画紙は何と言えばよいのか、とても上品な白であったと思います。
 そんな中で昔の印画紙の雰囲気を残しているのがイルフォードのイルフォブロムギャラリーかと思います。ただ、この印画紙は号数紙なので、撮影時の露出やフィルム現像をより正確に、より丁寧に行う必要があります。それとお値段がなかなかのものです。でも生産を続けてほしい印画紙ですね。
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コニカヘキサーです。香港にて。

by jackal-t1y4 | 2019-02-10 00:18 | 印画紙 | Comments(0)