プリントの黒と白 2015年9月11日

 モノクロプリントについて質問をいただきました。黒と白の考え方についてです。私は黒から白まで全ての諧調を使いたいと思っています。いわゆるディープシャドーは墨ののような漆黒、ハイライトはその印画紙の白、そして豊かなグレー。シャドーはベタッとつぶれているのは良しとしません。ようするに黒の中にもトーンが欲しいと考えています。白については白飛びのような白ではなく、白の中にもトーンがあり、印画紙の白は「ここ!」という部分にだけ使います。
 よくモノクロプリントについて、黒ばかりが注目されがちですが、私は本当に難しいのは白だと思っています。考えてみてください。白は印画紙の表面の白以上の白は存在しないのです。ですから輝く太陽もプリントの上では輝いてはいません。記憶を刺激して眩しく感じているだけなのです。
 それを印画紙の上で表現しなければならないのです。ですから、撮影のときからプリントは始まっていると言っても過言ではないのです。本当に難しいです。
d0235865_23372472.jpg

オリンパスPEN E-P3・LUMIX14ミリF2.5です。街角で。
[PR]
by jackal-t1y4 | 2015-09-11 00:14 | プリント | Comments(0)