スポッティング 2012年5月18日
でも私はスポッティングは得意です。以前、須田一政先生にセレクトして頂いた写真に大きなキズがありました。どうしてもプリントにスポッティングが必要になります。私は3cmほどの醜いキズを2時間かけてスポッティングし、注意して見ないと判別出来ないくらいに仕上げました。
スポッティングにはスポットーンを使用しています。筆は日本画用の高級な面相筆を使用します。少し薄めの調合をしてルーペで確認しながら、粒子を作っていきます。根気が要る作業ですが、ここで手抜きするとプリントのクオリティーはガタ落ちになってしまいます。
昔は、先輩に教えてもらったのですが、LPL製のスポッティングカラーを親指の爪の上で、唾液で溶かして調合し使っていました。
とにかく、スポッティングは嫌いです。
AQUOS携帯です。街角で。