<   2013年 12月 ( 31 )   > この月の画像一覧

 いよいよ大晦日です。今年は私にとっては、ひとつの区切りとなる年でした。10年以上の旅の写真を「モノクロームの旅」として、オリンパスギャラリーの東京と大阪で個展を開催することが出来ました。また、この作品の中から、日本カメラ誌の巻頭グラビアに掲載していただくことも出来ました。大きな区切りをつけることが出来たことで、新たな気持ちで写真と向き合うことが出来るようになりました。
 旅の写真は今後も続けて行くことになりますが、新たな方向に視線が定まりそうな感じです。新しいテーマと言えそうな何かがやっと見えてきたような・・・具体的にはなかなか難しいのですが、頭の中におぼろげに見えているものを、整理して文章にしたいと思っています。それで、自分自身のなかで明確になったら、作品群としてまとめて行きたいと思っています。
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ソニーRX1です。旅は今後も続けたいです。
 
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 カメラを製造している会社の名前の話なんですが、その名の由来をご存じですか。まずは、何と言ってもニコン、これはほとんどの方がご存じの通り、日本光学の日本から来ています。キヤノンは観音様のカンノンからきています。創業者が信仰されていたのでしょうか。オリンパスはもともと高千穂光学で、高千穂のオリンポスがオリンパスになったそうです。マミヤは創業者の間宮精一さんの名字です。
 さて、ソニーがその血を受け継ぐ千代田光学のミノルタですが、「稔る田」からきているそうです。これは最近まで知りませんでした。現在はコニカミノルタになっているコニカはもともと小西六という会社で、操業者の小西六兵衛さんの名前が元になっています。
 名前にも心意気と文化を感じますよね。
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ソニーRX1です。旅行に行きた~い。
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 ミスあるいはチョンボ、ようするに失敗。撮影での事はさておき、その後の作業で取り返しがつかないミスの代表がフィルム現像での現像ムラです。最新の注意と集中力で作業しているはずなのですが、時々やってしまいます。こういう時、薬品や現像タンクのせいにしがちです。でも、ほとんどの場合、犯人は自分です。どこかでミスをやらかしたから、ミスとして現れたのです。薬品の溶解がいい加減だったとか、撹拌を慎重にやらなかったとか、まあ色々です。フィルム現像でのミスは撹拌の過程で起こることがほとんどですが、その原因はちょっと急いでいたとか、他に気を取られていたとか、まず自分の責任です。
 原因無しでミスは起こりません。もしミスったら、原因を追及することが大切です。そうすることで同じミスを防ぐことができます。
 現像ムラの場合、「やっぱりタンクをマスコにしよう。」とか、思っていしまいがちですが、マスコのタンクでも撹拌がいい加減だとムラは出ますよ。
 モノクロ作品の醍醐味のひとつは、全行程を自らの責任で行うことが出来るということにもあります。
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ソニーRX1です。街角で。ところで、マスコカラータンクプロのマスコってどういう意味かご存じですか。開発者の奥さんの名前だそうですよ。
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 モノクロプリントを焼く場合、だいたい3種類のアプローチがあるように思います。黒を基準にして、要するにディープシャドーからハイライトへ広げて行く感じ。あるいは、その逆に白から黒へ広げて行く感じ。そして、グレーを基準にして黒と白へ広げて行く感じです。
 私は黒基準派です。もっとも気にするのが黒、絶対にベタッーと潰れていない黒。そして、ぎりぎりのハイライトを意識します。グレーをそんなには意識していません。上手く行った時は自然とグレーは美しい諧調として表れてくれます。
 黒から白までの諧調の、どの幅を使うのかというのは、モノクロプリントの個性です。ハイライトがほとんど無い写真家もいますし、黒がディープグレーの写真家もいます。この辺りは、それぞれの美意識の違いとして表れるのかもしれませんね。
 奥深いですね~・・・未だ道半ばです。
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ソニーRX1です。街角で。
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 HC110というフィルム現像液をご存じですか。D76に近い性格で、ベトナム戦争当時の報道カメラマンの要請でコダックが開発した現像液です。メコン川の30℃近い泥水でもしっかり現像できたそうです。当時のニューヨークのプロラボのほとんどが、このHC110を使っていたと聞きました。
 いくつかの希釈率が発表されていますが、1:15、1:31、あるいは1:47なんていうのがあります。
1:15ですと、トライXをISO400で撮ると20℃で約4分で現像できます。
 何人かの写真家がこの現像液を使っていると聞いたことがあります。先日、これを手に入れましたので、是非、使ってみようと思っています。でも超微粒子とはいきませんので、表現との兼ね合いでしょうね。
 ヨドバシでも店頭には置いていませんので、取り寄せになると思います。
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ソニーRX1です。街角で。
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 写真をやってる皆さんは、ほとんどが何らかのテーマをお持ちです。美しい自然であったり、人であったり、街の風景であったり、千差万別です。ところが、一番大切で大変なのが、このテーマの設定と言うやつです。
 鬼海弘雄氏は「複数のテーマを持っていないと飽きちゃってね~。」とおっしゃってました。森山大道氏はテーマは一貫していますが、撮影場所で変化をつけているのでしょうか。須田一政先生は千変万化、カメラやフォーマットを変えて自由自在です。私の質問にも「色々やればいいんですよ。」とおしゃってました。岩宮武二先生は「心」とおしゃっていました。写真家と言われるほとんどの人が複数のテーマをお持ちのようです。テーマを決めるきっかけもおそらく様々なんでしょうね。
 私の個展「モノクロムの旅」は簡単に言えば、海外旅行での個人的風景がテーマになっています。もちろん、国内というか、大阪で写真を撮ってます。まあ、いくつかのテーマを設定しているわけですが、実はこれがいい加減でして、あっちへフラフラ、こっちへフラフラと定まりません。
 そんなわけで来年はまず、過去の写真を見直しながら、2~3のテーマを確立することからスタートしようと思っています。ヒントは白岡順さんがくださったアドバイス「もっとなんでも無いものを撮りなさい。」です。
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ソニーRX1です。小さい秋というところです。やっとPCがほぼ復活しました。
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 日本橋の中古カメラショップを覗いていて驚きました。そこそこ綺麗なニコンF5が29800円、新品の価格は30万円以上しました。私はフィルムニコンのと言うよりは、35ミリフィルムカメラの最高機種はこのF5だと思っています。もちろんライカだ、あるいはニコンFやF2、F3だと言う方もおられるでしょう。でも、趣味性をカットして、ただ写真を撮るということだけを考えれば、間違いなくF5です。F6はと言う方もおられるでしょうが、少し柔な感じがします。プロ仕様というよりはハイアマチュア向けのイメージです。
 F5で高速連写したときのファインダーの像の見事さは凄いです。某社のフラッグシップは明らかに像が揺れていましたが、F5は見事にピタッピタッと乱れません。合掌スピードも文句なし.。AEもGoodです。
 そんなF5が29800円ですからね。思わず可哀そうになって買ってあげようかと思ったほどです。グッと堪えました。ハードは増やさないと誓っています。おまけに実はF5は2台持っているのです。
 フィルム派の皆さん、趣味性の高いカメラも良いですが、ひたすら撮るに徹してF5をお試しあれ。
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マミヤ6MFに75ミリです。ベトナム、ダナンにて。
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 頭の毛の話ではありません。ネガの濃度のことなんです。よく標準ネガとは?なんて記事が昔の技術書なんかには載っていました。新聞の上にネガを乗せて、黒い部分で字がやっと読める程度の濃さが標準です、なんて書いて書いてありました。そして、フィルム現像の温度と時間の標準は、なんて書いてありました。でもこれらは間違いではないのですが、必ずしも正解ではありません。
 コダックのデータは全て散光式の引き伸ばし機を使うことを基準としています。富士のデータは集散光式を基準にしています。ですから、使っている引き伸ばし機のタイプによってフィルム現像を調整する必要があるのです。そして、それはあくまで標準という考えに元づいての話です。
 以前、「美しいプリントを作りたいのなら、自分の能力で焼ける限界の薄さのネガを作ることを目指しなさい。」と言われた事があります。それを目指してきました。
 もう一度、ネガを考え直そうと思っています。もちろん、そこから自分のテーマとも密接に関連してきます。表現により、ネガの作成に調整があるのは当然です。でも、まずは基準作りです。
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マミヤ6MFに75ミリです。ベトナム、ダナンにて。
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 忘年会真っ盛りの時期かと思いますが、先日、壹燈舎での忘年会がありました。壹燈舎に出入りしている仲間が大勢集まり、おおいに飲み、食べ、楽しいひと時を過ごしました。職場等の忘年会と違い、話題はとにかく写真です。そして、プリント技術やカメラ、レンズの話です。
 そんな中、写真展の話ではやはり東京でのクーデルカ展が話題になりました。私も含めて数人が見に行っていて、その素晴らしさの話になりました。そして、また数人が見に行くことになりました。
 とても嬉しく思っています。写真展を見に行くのに約3万円を使うことは、私たち一般人には簡単なことでは無いと思うのです。写真をこよなく愛すればこそだと思います。ぜひ、図録を買ってきて、行けなかった友人、仲間にそれを見せなから話をしてほしいと思います。
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マミヤ6MFに75ミリです。ベトナム、ダナンにて。
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 梅田のヨドバシカメラの印画紙コーナーを覗いてみました。イルフォードとオリエンタル、そして富士しか置いていません。店員さんに聞いてみると、フォマは入荷すると思うが、ゲルベール等はちょっと厳しいかも?との事でした。どんどん寂しくなりますね。来年はおそらく、仲間でアメリカのB&H等から個人輸入ということになりそうです。でも国内でも買わないと、販売中止になる危険もありますしね。薬品コーナーも少し狭くなってました。
 それから、ニコンDfを触ってきました。まずビックリしたのが、その軽さです。一瞬、中身の無い展示用モデルかと思ったくらいです。合焦スピード、連射速度、文句なしです。ただ一つ、シャッター音のみが私の好みではありません。やはりフィルムニコンの明快な音が好きです。
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マミヤ6MFに75ミリです。ベトナム、ダナンにて。新しい年を迎えるわけですが、銀塩関連製品の値上げが恐ろしいです。
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