<   2012年 10月 ( 31 )   > この月の画像一覧

 先日、若い仲間から、良い引き伸ばしレンズは何でしょう?という質問を受けました。ニコン、フジ、ローデンシュトック、シュナイダーで状態の良い物ならどれでもOKだと思います、と答えました。理由はこの4メーカーの製品が比較的手に入れ易く、性能も良いと思っているからです。ライカのフォコターやエルマーも良いレンズだと思いますが、状態の良い物を捜すのは難しいです。
 さて、この4メーカーのレンズですが、ニコンは報道系、フジは広告・ファッション系で多く使われ、お金があったらロダゴンやコンポノンというところです。しかし、私も色々使いましたが、そんなに性能に違いは感じられません。確かに、硬い、柔らかい等の違いはありますが、いずれも印画紙の号数や露光時間で調整の範囲内というのが私の考えです。
 私は今のところ、35は格安で手に入れたアポロダゴン、120はWAロダゴンを使っています。理由はアポという名前に負けたのと120は引き伸ばし機が専用になっているからです。
 実際、多くの写真家の使用レンズにも偏りは無いように思います。ちなみにセバスチャン・サルガドはエルニッコールらしいですよ。
d0235865_7241626.jpg

キャノンEOS1-NにEF24ミリF2.8です。トルコ、イスタンブールにて。
[PR]
 B/W写真倶楽部南船場の第二回写真展が無事終了しました。たくさんの方々に見ていただくことが出来、メンバー全員とても喜んでいます。次回は来年になりますが、さらに素敵な写真展にしたいと思っています。
 今回の展示は20代の女性から、60代のおやじまでモノクロ写真が大好きというメンバーが銀塩、デジタル、あるいはデジタルネガでの銀塩いう手法を使ってのモノクロームだけの写真展でしたが、それぞれが出来得る限りのプリントを作成してきたと思います。結果として技術的にはかなりなハイレベルであったと言えます。
 カラー全盛の時代ではありますが、モノクロームの魅力を少しはお伝え出来たことと思っております。ありがとうございました。
d0235865_804260.jpg

キャノンEOS1-NにEF24ミリF2.8です。トルコ、アンカラの駅似て。
[PR]
 昨日、BSで木村伊兵衛の秋田の「板塀」についての番組を放送していました。古い板塀と、馬の後ろ脚と尻尾の写真、有名ですよね。私も若い頃、この写真を見て「凄いな~」と思ったのを覚えています。そして、何度も真似をしました。私の場合は馬では無く、もっぱら自転車でした。街角を行く自転車の後輪だけを入れて、わずかにブラして撮るのです。
 しかし、この写真が秋田の農村の現状を捉えたドキュメンタリーであったとの番組の解説でしたが、私はそんな風には理解できず、そのフレーミングとシャッターチャンスの見事さに感心していたものです。
 街角の市井の人々を撮っていた木村伊兵衛の写真の中では、この「板塀」は少し違った視点の写真であるとは思っていたのですが、どうでしょう。
d0235865_7405762.jpg

キャノンIXY920ISです。確かに傑作です。
[PR]
 初めて写真という物を知ったのは何時の頃だったでしょうか。おそらく小学生低学年の頃だったと思います。家族のアルバムを見るようになったのもその頃だと思います。写真館で撮られたものや父が撮影し写真屋さんでプリントしてもらった写真が、コーナーで貼り付けられていました。
 そんな写真の中に小さな正方形の写真がたくさんありました。それは父が撮影し、自ら密着プリントを作っていたものだというのも、その頃知りました。私にとってはそれらの6×6の密着プリントが写真に興味を持つきっかけでした。
 そして、ネガという物を初めて見たのも、父が撮影した写真のネガでした。反転した画像はとても不思議な物で、まるで魔法の代物です。自分でフィルム現像をするようになってネガが最も大切な存在になりました。ネガこそが写真だったのです。ネガは永遠に存在し続ける物だと思っていました。それが幻想だと知った今もネガを大切にする気持ちは変わりません。
d0235865_8364178.jpg

キャノンEOS1-NにEF24ミリF2.8です。イスタンブールの市場にて。
[PR]
 先日、久しぶりに新世界に行ってきました。ちょっと驚き。すっかり観光地になってました。あちこちからやって来た観光客が「大阪新世界観光マップ」あるいは「新世界食べ歩き」等のマップを持ってウロウロされていました。昔の、ちょっとリスキーなダウンタウンのイメージはどこえやらです。あれではイメージの押し売りです。ジャンジャン横町の昔からある数件の店だけがその頃の面影を残していました。
 私はローライフレックス3.5Fをさげて行きましたが、何処でもカメラを向けシャッターがきれます。昔はカメラを取り出すのも少し勇気がいったんですけどね~。なんとなく面白くなかったです。ナダール大阪の林さんの企画で須田一政さんと撮影に歩いた頃が懐かしかったです。
 もう一度撮影に行こうとは、今のところ考えていません。今度は新世界周辺を歩いてみます。
d0235865_729175.jpg

AQUOS携帯です。新世界にて。
[PR]
 私は出来るだけ多くのギャラリーで色んな写真を見せてもらうように心がけています。特にモノクロームに付いては銀塩であれ、デジタルであれ見たいと思っています。
 そこで、最近のモノクロームを見ていて思うのですが、銀塩ではいわゆる生焼けであったり、仕上げがいい加減なプリントを見ることがあります。デジタルでは色が転んでしまっているプリントが目立ちます。技術に才能は必要ありません。100%努力です。ひょっとすると目標を持ってプリントされていないのかも知れません。まずは良いプリントを見て目標を持つことです。そして、自分の写真を大切にする心です。
d0235865_7192124.jpg

AQUOS携帯です。新世界にて。
 
[PR]
 エディションってご存知ですか。版画等でその作品が何枚刷られ、これはその何枚目の作品かというのを数字で表したものです。たとえば12/100とあれば、この作品は100枚刷られて、そのうちの12枚目の作品という意味です。
 日本では写真の売買は欧米ほど盛んではありませんが、それでもオリジナルプリントの売買が行われるようになりました。そこで写真の場合もエディションを付けることが増えたようです。杉本博司の場合は基本的にはエディション(限定部数)は30枚で、その内の5枚はアーティストエディション、あるいはアーティストプルーフと言って作家本人の物、残る25枚が契約しているギャラリィーを通じて販売されると聞いた事があります。
 作家によってはオープンエディションとか、ノーエディションと言って付けない人もいるようです。森山大道や荒木経惟はエディションは無いらしいです。フリードランダーやウィノグランドもノーエディションらしいです。アンセル・アダムスはきっちりエディションが入っているらしいですね。
 私も個展をさせていただいたおり、プリントを購入していただいたことがありますが、もちろんノーエディションでした。次回はED.NO.1/5くらいで付けてみましょうか。プリント制作がさらに引き締まるような気がしますね。しかし、購入していただくプリントを制作する場合は、その責任の重さに必死になるのは事実です。
d0235865_22213317.jpg

AQUOS携帯です。綺麗なお月さまでした。
[PR]
 悩んでいる知人ですが、どうも2.8Fに傾いている様子です。3.5Fと2.8Fの最大の違いはレンズの明るさではなく、3.5Fは75ミリであり2.8Fは80ミリであるというところです。このたったの5ミリなんですが、されど5ミリという感じなんです。そう、感じだけなんですけどね。
 ポートレイトを撮る写真家はやはり80ミリを、風景を中心に撮っている写真家は75ミリを選ぶのかも。「リチャード・アベドンも2.8Fやし、気分はアベドンで行くか~?せやけど、ダイアン・アーバスはマミヤやで。」と言っておきました。楽しみ、楽しみ。
d0235865_0323019.jpg

AQUOS携帯です。秋ですね~。
[PR]
 知人から二眼のローライフレックスを買おうと思うが、3.5Fにするべきか、2.8Fにするべきか、どう思うかと相談を受けました。ローライフレックスファンが最も悩む所なんですよね。
 ずばり言いますと、持っている喜び、カッコよさ、ネームバリューで選ぶなら2.8Fです。何処へでも持って行ってガンガン写真を撮るのであれば3.5Fを薦めます。3.5Fのほうが軽いですし、シャッターも軽快です。それと2.8Fよりは安価に手に入ると思いますので、比較的気楽にガンガン行けます。
 レンズはプラナーとクセノタールですが、どちらを選んでも良いと思います。どちらも高性能で区別のつく人なんて、まず居ません。あれこれ書いてる本に騙されてはいけません。ただ、噂ですが、3.5Fプラナーは中期以降が良いと聞きます。ただし、私は比べたことが無いのでわかりません。
 私自身、ローライフレックスはほとんど3.5Fを使っています。ただ、カメラ好きには2.8Fは魅力あるカメラですし、ローライフレックスの最高峰であることは間違いありません。
 さて、彼はどちらを選ぶか、楽しみです。
d0235865_7574682.jpg

AQUOS携帯です。新世界にて。
[PR]
 10月23日から南船場のギャラリー壹燈舎でB/W写真倶楽部南船場の写真展が開催されます。最近では珍しいモノクロ写真だけの写真展です。もちろん銀塩あり、デジタルありですが、いずれも大変個性的な写真ばかりです。是非、時間をつくってお立ち寄りください。決して失望はさせませんよ。
 私は乾いた感じの街角の写真を3点、展示させてもらっています。タイトルは「銀色の街」です。長く撮り続けているテーマの一つです。そして、12月にはこの延長で本町のオリンパスのオープンフォトスペースで写真展をさせていただきます。こちらはテストプリント真っ最中というところです。
d0235865_010362.jpg

コニカヘキサーです。海も大好きです。
[PR]