カテゴリ:カメラ・写真雑誌( 16 )

 最近、見ることが無くなった広告に引き伸ばし機と、引き伸ばしレンズがあります。昔はカメラ・写真雑誌には必ず掲載されていました。そして、日本の引き伸ばし機と言えば、まずラッキーを思い浮かべます。そんなラッキーの広告を1957年のカメラ毎日9月号に見つけました。
 まず、引き伸ばし機ですが、6×9以下用と35専用があったようです。どちらもフォコマートをお手本にしたパンタグラフ方式です。お値段が印刷されていません。それなりに高価だったのでしょうか。
 そして、引き伸ばしレンズですが、ラッキー製と大船光学、そして富士フィルム製が専用として発売されていたようです。富士のレンズはアスコールという名称だったんですね。初めて知りました。
 さて、当時のこれらの性能はどんなものだったのでしょうか。日本のメーカーなのですから、基本性能はしっかりしていたのでしょうね。
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 ビューティフレックス、ご存じですか。私はそんな名前のカメラがあったのは覚えていますが、カメラの写真を見たのはたぶん初めてです。
 1954年のカメラ毎日9月号に掲載されていた広告です。二眼レフのK型が上級機で、レンズは、ビューティ80ミリF3.5、ハードコーテッドとなっています。硬い、丈夫なコーティングという意味でしょうか。シャッターは200分の1秒が最高速となっています。当時はASA100のフィルムが高感度フィルムの部類でしょうから、なんとかなったのでしょうね。
 会社名は太陽堂光機株式会社ですが、この社名は初めて知りました。ところで、ビューティという名前ですが、ビューティーでは無いところに時代を感じませんか。
 色んなカメラがあったんですね。古い雑誌の広告はとにかく面白いです。
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 カメラ・写真雑誌に掲載されている広告って、結構見ますよね。古い雑誌を見ていて面白いのも広告です。下をご覧下さい。1954年カメラ毎日9月号に掲載されている広告です。今も新製品の発売とともに書店に並ぶムック誌ですが、当時もあったのですね。カメラ毎日誌が150円ですから、なかなかの値段です。それから、ラッキーカメラ店さんの広告ですが、このネズミ君・・・どこかの国のことを言えませんね(笑)。
 今も昔もヌードは永遠のモチーフです。新宿スタジオさん、マダムの経営ですって。それからカメラの月賦、ようするに直接的ローンのようなものですかね?
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 カメラ毎日創刊号1954年6月号にこんな記事が掲載されていました。下をご覧ください。6月の露出表です。当時は単体露出計は大変高価な物で、アマチュアカメラマンのほとんどは経験と感で露出を決めていました。この露出の決定というのは写真を撮る上で、とても難しくて大切なことでした。フィルムも高価でしたから、そう簡単に段階露出なんて贅沢も無理というものです。
 そこで、このようなデータはとてもありがたかったのだと思います。関式露出計なんていう一年間のデータを記したプタスチック製の物もありました。
 さて、この表で興味深いのはフィルムの感度です。カラーフィルムはASA(ISO)10とあります。モノクロフィルムはパンクロとだけ書いてあります。富士のネオパンSSは1952年に発売されていますので、この記事のASAは100と思われます。露出からもASA100だと思います。次にシャッタースピードが25分の1秒、50・・、100・・、200・・、300・・、400・・となっているのが面白いですね。当時はまだこのようなシャッタースピードが主流だったのでしょう。
 現在は各メーカーの努力により高精度の多分割測光機能が搭載されていますので、「露出って何?」なんてことも聞きます。大変な進歩ですよね。
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 下の写真はカメラ毎日の創刊号で1954年6月号です。つい先日大阪の四天王寺の春の古書展で手に入れました。少し傷んでいますが、全ページを見ることが出来ます。この号から一時期の写真界に大きなインパクトを与えたカメラ毎日誌がスタートしたのです。
 この創刊号で特に有名なのは、あのロバート・キャパが創刊記念で日本に招かれ、市井の人々を取材したことです。また作品集としてイスラエル、ドイツ、ノルウェーでの作品4点が掲載されています。そして、日本滞在中にライフ誌から第一次インドシナ戦争の取材依頼を受け、ベトナムに渡り5月25日の午後2時55分、地雷を踏んで亡くなりました。そんな因縁のカメラ毎日創刊号です。
 じっくりと見て、面白い記事をご紹介出来たらと思っています。
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 カメラ・写真雑誌では昔から必ず月例フォトコンテスストが行われていて、人気のコーナーとなっています。発表の場が少ないアマチュアにとっては月例で入選すること、そして年度賞を獲得することは大きな目標になっています。昔はプロへの登竜門となっていた頃もありました。
 その月例フォトコンテストですが、「アサヒカメラ誌」では来年の1月号からついにカラースライドの部が廃止されるそうです。アサヒカメラと言えば、最も伝統ある雑誌の一つで、昔から多くのアマチュアがその月例に応募していて、実力者がひしめいていたものです。
 デジタルの時代になったとは言え、カラースライドの美しさは格別です。私の周りにもカラースライドでの作品制作に取り組んでおられる方は少なくありません。そんなカラースライドファンの目標が一つ消えることになります。とても残念です。
 コダックがカラースライドフィルムから撤退、富士フィルムだけが3種類のフィルムを発売してくれています。カラースライドで撮ったことが無いという方もおられると思います。一度、ベルビアかプロビアで撮ってみてください。その美しさに驚きますよ。
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ソニーRX1です。大阪環状線大正駅付近にて。
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 私は昔から、いわゆるカメラ・写真雑誌を毎月購入しています。一番多い時期で4誌、買っていました。現在はアサヒアメラと日本カメラの2誌です。いつもは近所の本屋さんで購入するのですが、今回は難波の大型書店で購入しました。その時に驚いたのが、写真、カメラ関係の書籍の多さです。特に毎月発行されているらしい書籍の多さにびっくりしました。以前もたくさん出ているなと思いましたが、また増えている感じです。それだけ発行されているということは売れているということであり、写真やカメラに興味を持っている方が多いということの表れでだと思います。
 昔は本屋さんの片隅という感じでしたが、今や大きなコーナーとなっています。写真作品に関する書籍も出ているようです。只、昔と違うのは何と言えばいいのかわかりませんが、機材に関する本や記事の多さが目立ちます。作品そのものを紹介するような本や記事は減っているように思います。そういう意味では、作品制作にに取り組んでいるという人も減っているのでしょうか。気になるところです。
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フランス、プロバンス地方にて。
梅雨の時期、たまにはゆっくり写真作品や写真家に関する本でも読もうかと思っています。
 
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 書店に行くとカメラコーナーがあり、物凄くたくさんのハウツー本が出ています。昔とは大違いです。昔は趣味のコーナーに数冊並んでいるくらいでした。記憶にあるのは、まずアサヒカメラ、そしてカメラ毎日、日本カメラ、フォトアート、そして日本カメラの技術書、それにコマーシャルフォトもありました。それが主な出版物でした。それに比べて、いまは一体何冊出版されているのかわからないほど並んでいます。
 でも、本当の写真雑誌と呼べるものはほとんどありません。なかなか力が入っているものもありますが、現代美術に寄りかかりすぎと思えるものもあります。
 昔は新しい写真表現の発信元であった雑誌の発売日が楽しみでした。「アルバム」というコーナーがあったカメラ毎日はその時代の風とも言えましたね。
 これだけカメラが普及し、写真表現が身近になった今日、本当の意味での写真雑誌の発行を期待します。
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ニューマミヤ6MFに75ミリです。街角で。
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 アサヒカメラ誌の月例フォトコンテストには「組写真」の部があります。スタートした頃はモノクロでしたが、その後カラーでもOKとなり現在に至っています。月例フォトコンテストの中ではこのアサカメの「組写真」の部は最も難しい部門です。この部で年度賞を獲得することは至難で、相当の力量を持っていないと頂には立てません。一点完結主義であったフォトコンテストの世界に、複数枚で表現するという新しい時代に即したものでした。その後、いくつかの有名なコンテストでも「組」という枠を設けるようになりました。
 今現在、写真表現は「単」という感覚を以前残しながらも、「組」と言うより「群」で表現するという方向が主流と言えるでしょう。
 そんな中、日本カメラ誌でも来年は4回、「組写真」のコンテストを行うそうです。年度賞の対象にはなりませんが、好評であれば月例の部門になるのではないでしょうか。若い人達にとってはあまり関心の無い世界かもしれませんが、熟年層の写真ファンにとっては、何時までたっても月例フォトコンテストは気になる存在なのではないでしょうか。
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マミヤ6MFに75ミリです。ベトナム、ダナンのミーケビーチです。
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 日本カメラ9月号に掲載していただいた、私の作品「モノクロームの旅」は、あの北井一夫さんの連載の次ページから載せてもらっています。
 名前が米斗と、なんとなく格闘家のような雰囲気ですが、これは誤植で正しくは米戸です。表紙や目次、作家紹介欄では正しく印刷されています。
 さて、5点の作品を紹介させていただきます。
① アメリカのラスベガスからグランドキャニオンに飛ぶ小型機と空港です。とても美しい空でした。  
② トルコのカッパドキア郊外の街です。この写真は私が最も気に入っている作品のひとつです。
③ パリ、霧に煙るエッフェル塔です。シリーズ全体から見ると少し情緒的すぎるかなと思って、今回の 
  展示からははずしました。是非、日本カメラ誌でご覧下さい。
④ ローマ、システィーナ礼拝堂横の道路です。雨の道路と車が、とても良い雰囲気でした。
⑤ エジプトの砂漠での風景です。とてもドラマチックなシーンです。
 是非、ご覧ください。
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キャノンIXY920ISです。個展では40点の展示を予定しています。
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