カテゴリ:ネガ( 12 )

 ドバイ旅行での35の一次セレクトは終了。120のセレクトに入りました。今回はニューマミヤ6なので6×6のネガです。このサイズは35と違いライトボックスの上でルーペ無しで見ることが出来ます。随分楽です。本数は35と同じくらいですので、見なければならないコマ数も少ないことになります。おそらく順調に進むと思います。ただ、フィルムの価格が高価になったので、無駄撃ちは少なくなりました(笑)。ですからパンチを入れるコマは以前より増えたように思います。
 良い事なのか、悪い事なのか、よくわかりません。
d0235865_09463546.jpg
ローライフレックス3.5Fです。ニューカレドニアにて。

[PR]
 ドバイ旅行でのネガのセレクトを行っています。35のネガから見ています。色んなシーンを撮っているのですが、風景については太陽に向かってシャッターを切っているネガが多いようです。初めて自分のカメラを持った頃、父から逆光では撮らない様に教えられていました。レンズのコーティング技術が現在の様に優秀ではなかったので、逆光ではど派手なハレーションが出たからです。現在のレンズはその素晴らしいコーティング技術のおかげで、そんなにハレーションが出ることはありません。少しは出て欲しいと思う事さえあるほどです。おかげで私は逆光大好き人間になり、太陽に向けてシャッターを切ることが多くなりました。
 いずれドバイでの作品を展示させていただくことになると思いますが、そんな逆光の風景を中心に見ていただきたいと思っています。
d0235865_07391050.jpg
ニコノスⅤに35ミリです。ハワイ、オワフ島ノースショアにて。

[PR]
 私は現像したネガをライトボックスの上でルーペで見ながらセレクトし、選んだカットのパーフォレーション部分にパンチを入れ、別ファイルに保存します。選ばなかったネガはそのまま保存し、数年後、大体2~3年後ですが、もう一度見直すようにしています。その折には必ずと言って良いほど新たな発見があります。撮影直後ではなく時を経ることによりクールにネガを見ることが出来るからです。あの植田正二氏も「ネガの熟成」と言う言葉で保存と見直しを薦めておられます。
 デジタル派の皆さんははどんなふうに考えておられるのでしょうか。ある方は全ての撮影カットをPCや外付けのハードディスク等に保存しておられます。ある方は撮影直後から不必要と判断したカットはドンドン破棄して行くとおっしゃっていました。。新しいデジタル写真術ではどうあるべきなのでしょう。私にはまだ判断できません。
 
 
d0235865_23163854.jpg
キヤノンニューF-1に28ミリF2.8です。グランドキャニオンにて。

[PR]
 私はいわゆるベタ焼きは取りません。ですからセレクトはネガをライトボックスの上に並べ、ルーペで見て行います。最近気づいたのですが、以前に比べてプリントしてみようと思うカットが増えたように感じます。そして、よくよく考えてみるとフィルムの消費量は減っています。フィルムの撮影本数が減っているのはフィルムの価格が高価になり、昔のようにはシャッターを切ることが出来なくなったからです。随分慎重になっているのです。その代りにOKカットが増えているというわけです。
 そしてワークプリントを作りますが、仕上げようと思うカット数はかわりません。要するに節約をしているけれど、なんとか同じくらいの枚数の写真を撮ってはいるいうことにはなります。
 たまに、デジタルカメラを使うこともありますが、確かに撮影枚数に比べてOKカットはとても少ないですね。まあ、そういうもんなんでしょうね。
d0235865_00204020.jpg
Iphone6です。このベンツも見るのは初めてです。

[PR]
 薄いネガ、濃いネガ、どちらが良いネガなのでしょう。まあどちらが好きかということなのですが。私は薄いネガが好きです。よく新聞紙の上にネガを乗せて、下の文字が読めるくらいが適正な濃度であるとテクニック本等には書いてあります。私もフィルム現像を始めた頃はおおよそそのくらいの濃度のネガを作っていました。でもそういったネガは必ずしも美しい諧調のプリントを作るのに適しているとは言えないと思います。シャキッとした見るからに美しいネガ、俗に「ネガシャン」と言いますが、決してよいネガではありません。言葉で言うと難しいのですが、もう少し薄いネガです。ただし、プリントは難しくなります。
 プリントの名手にこう言われました「自分の持てる技術で焼けるぎりぎりの薄いネガを作れ。」私のネガは徐々に薄くなり、現在に至っています。ただし、ネガにきっちりと情報は写っていますよ。とても微妙なところです。今度はそのために撮影時の露出が大切という事になるわけです。そうなると、次は現像となってきます。決して手を抜いてはなりません。
 ある高名なギャラリストにネガのお話しを伺ったことがあります。こう言っておられました「欧米の有名な写真家のネガを観たことが何度かあるが、薄いと感じた。」でした。
d0235865_2371343.jpg

「モノクロームの旅 北欧」より。ノルウェーにて。
[PR]
 「ネガの保管はどうしているの?」という質問をいただきました。正直なところたいしたことはしていません。35のネガの場合、セレクト外のネガは昔ながらの紙製のネガファイルに入れてデスクトレイに保管しています。そして、そのデスクトレイは乾燥剤とカビ防止剤を入れてビニール袋で密閉しています。セレクトネガについてはバインダーに綴じる形で保管し、いつでも取り出せるように乾燥剤を入れた本箱内に置いています。120のネガは全てバインダーに綴じています。セレクトネガもバインダーに綴じて35のセレクトネガと同じように保管しています。
 カラーポジについては富士のネガBOXに保存し、それらをプラスティック製の衣装ケースに入れています。ふたの部分にスキマテープを貼って密閉度を高めています。もちろん乾燥剤とカビ防止剤を入れています。
 理想はカメラやレンズと同じように防湿庫での保管ですが、これは量を考えると無理です。そこで、部屋は除湿機を使用して出来るだけ湿気を撮るようにしています。温度も制御するべきなのですが、これについては何も出来ていません。
 出来るだけのことはしているのですが、いつか私があの世とやらに行ったら、あっさり廃棄されてしまうのかもしれません。
d0235865_817444.jpg

ソニーRX1です。街角で。
[PR]
 南船場のソラリスでの「NATURE」展の為のネガを選びました。今回はオーソドックスな自然風景を選びました。おそらく銀塩モノクロームによる風景写真作品の展示となるとそんなに多くはないと思うのです。やはりフィルムであれ、デジタルであれ、カラー作品が多くなると予想されます。
 私は様々な機会をとらえてフィルムと印画紙によるモノクローム写真作品を展示させていただき、その魅力を伝えていくことが大切だと思っています。そんな基準でネガを選びました。来週中には仕上げるつもりです。
d0235865_833164.jpg

オリンパスEP-3・LUMIX14ミリF2.5です。ご近所散歩にて。
[PR]
 頭の毛の話ではありません。ネガの濃度のことなんです。よく標準ネガとは?なんて記事が昔の技術書なんかには載っていました。新聞の上にネガを乗せて、黒い部分で字がやっと読める程度の濃さが標準です、なんて書いて書いてありました。そして、フィルム現像の温度と時間の標準は、なんて書いてありました。でもこれらは間違いではないのですが、必ずしも正解ではありません。
 コダックのデータは全て散光式の引き伸ばし機を使うことを基準としています。富士のデータは集散光式を基準にしています。ですから、使っている引き伸ばし機のタイプによってフィルム現像を調整する必要があるのです。そして、それはあくまで標準という考えに元づいての話です。
 以前、「美しいプリントを作りたいのなら、自分の能力で焼ける限界の薄さのネガを作ることを目指しなさい。」と言われた事があります。それを目指してきました。
 もう一度、ネガを考え直そうと思っています。もちろん、そこから自分のテーマとも密接に関連してきます。表現により、ネガの作成に調整があるのは当然です。でも、まずは基準作りです。
d0235865_036018.jpg

マミヤ6MFに75ミリです。ベトナム、ダナンにて。
[PR]
 ネガの濃さって、人によって結構様々です。
美しいプリントを作る、ある有名なプロの写真家に聞いてみました。
 「印画紙は何を使っていらっしゃるんですか。」
 「イルフォードのウォームトーンです。」
 「現像液は。」
 「イルフォードの純正は高価なので、中外のマイデベロッパーです。」
 「綺麗なプリントですね~。」
 「ほとんどストレートです。少しは焼き込んだりもしますけど。」
 「良いネガなんですね。フィルムは。」
 「T-MAXです。」
 「露出ですか。」
 「少しアンダーです。3分の1くらい。勇気がいるんですけどね~。」
 おそらく、語っていただいたこと以上のことは無いと思います。外国の有名な写真家のネガは思った以上に薄いと聞いたことがあります。この辺りがポイントなのかもしれません。
 モノクロの場合、どうしてもアンダー部に露出を合わせて、肉乗り下したネガを作りがちです。
 美しいプリントはまず露出からということです。
d0235865_7493938.jpg

ソニーRX1です。街角で。
[PR]
 フィルム現像を終えるとセレクトに入るわけですが、私は35のネガについては最初のセレクトはTVを使っています。下のTV画面がその様子です。フォトビジョンと言う昔の機器ですが、ネガを反転させて簡単にポジ画像としてTVに映し出してくれます。ピントのチェックは無理ですが、大体の絵柄は確認できるので重宝しています。まあ、荒よりといった感じです。
 この後、ピークの4倍と7倍のルーペを使って細かい部分をチェックしてセレクトを進めていきます。120の場合は最初からルーペです。
 セレクトは結構大変な作業ですが、これを何度も行うことがとても大切なことだと思っています。
d0235865_74864.jpg

キャノンIXY920ISです。大量に見ると、とても疲れるのが欠点です。
[PR]