カテゴリ:引き伸ばし機( 27 )

 特に何かを買う気がなくても時々オークションサイトを見ています。暗室関係だけでも様々な商品が出品されています。銀塩ウエットプロセスに興味のある方にとっては必要な機材を安価に手入れることが出来ます。私もいくつか購入させていただきました。
 最近サイトを見ていると、引き伸ばし機の出品が以前より多いような気がします。ラッキーや富士の状態の良さそうな個体が格安で出品されていますし、フォコマートもⅠCを中心に出ています。ただし、再後期のⅠCカラーやⅡCカラーはほとんど見かけません。それとダーストやオメガ、ベセラー、ゾーンⅥ等の高級引き伸ばし機もほとんど見ません。おそらく今もファインプリントに使われているのでしょうね。
 私も夢のような引き伸ばし機が出品されたらポチッとしますよ~😊
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ハッセルブラッド503CXiに50ミリです。春。


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 1958年のカメラ毎日12月号に掲載されていた広告です。カメラのコニカⅢAは知ってますし、触ったこともあります。しっかりとしたカメラという印象でした。さて、知らなかったのは引き伸ばし機です。さくらエンラージャー35、コニカの引き伸ばし機は全く知りませんでした。コニカの引き伸ばし機と言えば、輸入代理店としてオメガを扱っていたのは有名です。現在私が使っているオメガもコニカが販売した物のはずです。
 当時の光学メーカーや写真材料メーカーは引き伸ばし機まで製造販売していたところが多いですね。ピジョン、ハンザ、NPS、テリヤ、みのり、全部引き伸ばし機を製造販売していたようです。これらの名を知っているという方はそれなりの年齢の方々ですよね。
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 1955年のカメラ毎日6月号に掲載されていた広告です。こんなの見たことないですね。パロマと聞けばガス器具ですものね。いろいろとあったんですね~。ボルタ判は知ってますよ。使ったことはないですが、たしか35と同じ幅のフィルムでパーフォレーションが無く、120のような裏紙がついたフィルムで、24×24の正方形のフォーマットだったと思います。ガスライト紙も名前は知ってましたが見たことはありません。それとコニカの引き伸ばしレンズにコニターというレンズがあったんですね。これも知りませんでした。コニカと言えばヘキサーとヘキサノンですもの。
 この会社、もう現存しないのでしょうか。大阪の堂島にも支店があったようですが。
しかし、古い雑誌は楽しいです。
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 年末恒例の大掃除でもないのですが、昨日は引き伸ばし機のメンテナンスを兼ねて清掃しました。まずダーストですが、全体をエアーダースターで埃を落とします。次に集散光式ですのでコンデンサーを取り外してエアーダスターで誇りを落とし、レンズクリーナーで清掃。ランプも拭いてやります。そして支柱背面のバネに潤滑剤を薄く塗ってやります。それからネガキャリアーの挿入口も清掃し、キャリアーを滑り込ませる部分にも潤滑剤を薄く塗って完了です。
 オメガは散光式ですので、全体とヘッド内部をエアーダスターで埃を落とします。そして同じく支柱背面のバネを清掃を兼ねて潤滑剤を塗布します。ネガキャリアー挿入部分も同じくです。それから、結構ごついギアや可動部分にシリコン系のグリスを縫って完了です。
 年明けの5日にはプリント制作の予定です。
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ソニーRX1です。街角で。
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 金村修氏を紹介する映像を見ました。アパートの一室を借りて暗室にされているのですが、設置されている引き伸ばし機にラッキーの90MSがありました。他に富士のB型もあったように思います。90MSは森山大道氏も使っておられたことで有名です。
 私も初めて買った引き伸ばし機はラッキー90Mでした。まだ90MDが発売されていなかったので90MにSが付いていませんでした。とても誠実に造られた良い引き伸ばし機だったと思います。今でも多くが現役で活躍しているのではないでしょうか。
 そのラッキーも今はケンコーに吸収され、引き伸ばし機の製造販売も終了してしまいました。ある時期、銀塩モノクロームの文化を支えたと言っても良いと思います。
 今や、国産の引き伸ばし機メーカーはLPLのみになってしまいました。おそらく、厳しい未来が待っていることと思います。私も、使っている引き伸ばし機を大切に使い続けたいと思っています。
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ニューマミヤ6に75ミリです。ニューカレドニア、ヌメアにて。
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  新しい引き伸ばし機がやってきました。オメガです。時計じゃないですよ。アメリカのサイモンオメガ 社の引き伸ばし機で、オメガD5-XLスーパークロメガDダイクロイックⅡです。散光式で35から4×5まで伸ばせます。
 どこかのラボかプロが使っていた物だと思います。丸一日かけてメンテナンスしました。さすがはオメガの最高峰、バッチリ復活しました。しかし、アメリカンな構造と作りに驚かされます。洗練されたデザインと機構のイタリアのダーストとは大違いです。
 ちょっと大き過ぎる感はありますがブローニーなら余裕です。来週からテストに入ります。
 昔、欲しい物リストを作ったことがあります。カメラはニコンFにハッセル。 引き伸ばし機はオメガにダーストでした。当時、ニコンFはいつかは手にいれたいと思っていましたが、他は夢のまた夢、ハッセルなんて一生触ることも出来ないだろうと思っていました。ですから引き伸ばし機なんてカタログを見てるだけ~状態です。特にオメガ一式はハッセルとレンズ3本より高価でした。
 そのオメガがついにやってきたわけですから、増々、銀塩モノクロの世界に沈み込みそうです。プリントが楽しみです。
 ところで4×5が伸ばせるというところに、少し危険を感じています。
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iPhoneで撮影しました。富士の引き伸ばし機は、全てが壊れたときに備えて分解して保管です。
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 マルチグレード印画紙に対応するカラーヘッドのフィルターですが、メーカーによって結構バラツキがあります。同じ30Mでも濃さが違うのです。使用する印画紙にもよりますが、3号と言ってもダーストでは45M、コダックでは25M、富士では20M、ライツでは40Mです。ラッキーやLPL、あるいはベセラーやオメガでも違います。単品で販売されているフィルターは号数表示ですから、多少の違いはあっても、ほぼ基準内なのだと思います。
 号数による露光時間も変わってきますので、使いこなすのには確かな目が必要と言うことになるのでしょうか。でも使いこなすことが出来れば、色んなテクニックが駆使できますよ。
 銀塩モノクロの深淵は魅力的でもありますね。
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ニューマミヤ6MFに75ミリです。巨大な木を切る鋸でしょうか。
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 富士CSD690引き伸ばし機ですが、おおよそのテストを終えました。印画紙はケントメアの多諧調バライタ紙、印画紙現像液はハイデナール、きりっとした感じに仕上がる組み合わせです。レンズはローデンシュトックのWAロダゴン80ミリで行いました。フイルターは5Mが私の基準になりそうです。以前使っていたダーストは250Wのハロゲンランプを使用していましたが、富士は150Wです。露光時間が延びるかと思いましたが、富士はランプの位置がレンズに近いからでしょうか、ほぼ同じくらいです。
 仕上がりは充分に満足行くものでした。さすがに富士、いい加減な製品ではありませんでした。6×6を伸ばしてみましたが、光源ムラも無く、拡散ボックスに問題もありませんでした。0.5秒の露光時間もきっちり反映してくれる精度は立派です。只一点、ヘッド昇降用のバネがモノクロヘッドでは問題ありませんでしたが、カラーヘッドになり、重量が増したせいで、少しパワー不足です。
 次はイルフォードとオリエンタルの印画紙でテストする予定です。
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ニューマミヤ6MFに75ミリです。トライX、XTOL、富士CSD690引き伸ばし機、WAロダゴン80ミリ、ケントメア多諧調バライタ印画紙、ハイデナール。
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 私の富士SD690がカラーヘッドを搭載しCSD690となりました。専用タイマーも接続、フォーカス用とプリント用の二つのハロゲンランプも新品を装着しました。これで散光式でのプリントが可能となりました。水準器で平行もチェックしました。後は実際にプリントして感じを掴む必要があります。フィルターについては先輩から資料もいただいたので、それらを基準にテストしていきたいと思います。
 ところで、とにかく寒い日が続き、なかなか撮影に出れないでいます。若いころとは違い、がむしゃらに撮影するというスタイルは取れなくなりました。ある程度のコンテのようなものを頭に思い浮かべながらの撮影になることも多くなりました。撮影出来ない時には、ゆっくりと自分の写真について考えてみる時間にしたいと思っています。
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ソニーRX1です。暑さが懐かしいベトナム。
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富士のカラーヘッドの取り説のコピーを入手しました。まずはセッティングを確認、間違いなくセッティング完了。
ところで、入手したカラーヘッドはSH690という機種ですが、もともとCSD690プロフェッショナルというカラー用の引き伸ばし機として製造販売されてたんですね。知りませんでした。
さて、経年劣化で多少問題もありますが、フィルターを無段階で変化させ、設定された秒数を露光するという基本性能はOKです。
これで、どうしても散光式でプリントしたいという場合も対応できることになりました。
後は実際にブリントしてのテストとなります。
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iPhoneにて撮影。
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