2014年 07月 30日 ( 1 )

 押す、ってわかりますか。印画紙を現像する際に現像液に浸ける時間を指定時間よりも延長して、現像を進行させることを言います。現在の印画紙のほとんどはある程度現像が進むと、それ以上は現像はほとんど進行しません。RCで30秒、バライタで90秒と指定されている印画紙がほとんどです。
 でも昔の印画紙、特に三菱の月光等は現像液に浸けている時間を延長すると、現像が進行し続けました。ですから、現像の進行を見ながら現像を打ち切るという方が多かったのです。森山大道氏のプリントは月光V4を使って印画紙がかぶるまで現像液に浸けて押しまくるというテクニックが使われています。とても面白いのですが、その日の体調や気分が現像に大きく影響しますし、後日、同じプリントを制作するのが難しいということになります。
 現在の印画紙は、そういう言い方では「押しが効かない」ということになります。でも常に同じ時間で現像するということのほうが合理的であると言えると思います。
 ちなみに私の現像時間はバライタ印画紙の場合、2分です。
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ミノルタTC-1です。あいかわらず、飛行機雲は大好きです。

 
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