ドライダウンについて 2019年6月20日
バライタ印画紙のドライダウンについてですが、そもそもドライダウンはバライタ印画紙が水中にある状態と乾燥している状態では、その面積が変化することで起こります。当然、水を吸って膨らんでいる状態では面積は広くなり、銀粒子の感覚も広くなるので明るく見えます。反対に乾燥した状態では銀粒子の間隔は詰まって暗く見えるというわけです。
これが印画紙の種類によって程度が異なるので予測が難しいというわけです。慣れてくれば、おおよその見当はつくようになります。どうしてもテスト段階でドライダウンの程度を知りたいのであれば、電子レンジで印画紙を乾燥させるという手があります。
プリントを始めたところという方はまずドライダウンの無いRC印画紙をお薦めします。ある程度コントラストや諧調が分かってきてバライタ印画紙を使いたいというのであれば、一つの種類を徹底的に使うことをお薦めします。