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社会的責任 2017年3月15日

 富士フイルムの前の社名は富士写真フイルムでした。富士は世界屈指の写真機器と写真材料メーカーです。フィルムこそが富士の原点とも言える事業であったと思います。そのフィルムはモノクロでは今やアクロスのみとなってしまいました。そして、今回印画紙についても実質上の撤退とも言える多諧調RC印画紙の製造販売の終了です。
 富士は数多くのカメラやレンズを販売、それに各種フィルムと印画紙、引き伸ばし機と引き伸ばしレンズ、そして、それにともなう各種薬品類の製造販売を事業として展開してきました。しかし、富士は静かにその場から立ち去ろうとしているように思います。世界中には富士のカメラをはじめ多くのフィルムカメラが使用されています。富士はその社会的責任をどう感じているのでしょうか。確かに、銀塩事業は赤字であると思います。でも富士全体の決算からすれば、それほど大きな数字では無いように思うのです。富士がその社会的責任を果たす為にフィルムや印画紙を製造し続けるとすれば、株主の皆さんの理解を得ることが出来ると思うのですが、いかかでしょうか。
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ニコノスⅤに35ミリです。ハワイ、ワイキキにて。

by jackal-t1y4 | 2017-03-15 00:27 | その他 | Comments(2)
Commented by 341aki at 2017-03-15 10:44
おはようございます。使う人が少ないと、企業としてはやっていけないのでしょうね。私は、リバーサルフィルムを使っていましたがコダックが撤退して、冷蔵庫で保管しているエクタクロームを少しづつ使用していますが、色変化が出てきて、これからはプロビアかベルビアと思っています。皆がフィルムを使うようになればもっとフィルムの種類も増え、単価も安くなるのにと思っています。
Commented by jackal-t1y4 at 2017-03-16 07:32
エクタクロームはリバイバルの計画があるとの事です。
楽しみですね。