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ローライというカメラ 2016年5月11日

 南船場の壹燈舎では「ローライ二眼展」が開催されています。昨日、今日と雨模様で来廊される方はいくぶん少ないかもしれませんが、今回の展示は是非ご覧になってください。
 ローライと言えば誰しも二眼レフを思い出します。それほど二眼レフとしての完成度の高いカメラです。特にローライフレックスのE型あるいはF型はその完成度の高さから人気があります。機械的に言えばレンズはカール・ツァイスまたはシュナイダー、シャッターはコンパー、露出計はゴッセンと世界有数のメーカーを結集しローライがまとめ上げたカメラとも言えそうです。
 最盛期には報道に広告に、あるいは芸術としての写真に多くのプロが使っていました。現在では6×6のフォーマットに魅せられた写真家が、そのフォーマットとゆったりとした写真行為を楽しみながら作品を制作しています。そんなローライ二眼レフは多くのカメラの中でも稀有な存在のカメラと言えましょう。
 今回の写真展はこのローライ二眼レフの可能性を示した展示とも言えます。是非、足をお運びください。
ローライというカメラ 2016年5月11日_d0235865_8585633.jpg

ローライフレックス3.5F、プラナー75ミリF3.5です。ローマにて。
by jackal-t1y4 | 2016-05-11 09:01 | 写真展 | Comments(0)